足と靴と健康の豆知識 タコとウオノメできにくくするには
胼胝(タコ)と鶏眼(魚の目)できにくくするには
こんにちは。シューフィッターの佐野生子です。
今回は胼胝(タコ)と鶏眼(魚の目)のお話をしましょう。
A.そもそも胼胝(タコ)とは何でしょう?
一定の時間を空けて圧迫や摩擦を受けているところにできる増殖した角質のことです。
通常は骨の隆起したところの皮膚にできます。
タコは皮膚の表に広めにできます。
それに対して魚の目は局所的で、根のように皮膚の奥に潜ってできます。しばしば痛みを伴います。
もう一つ疣贅、ゆうぜいと読みますが、一般的にイボのことです。
これは角質が盛り上がったものではなく、ヒトパピローマウイルスの感染によって引き起こされる皮膚の病変です。
淵があって中は陥没、黒い点々があります。ウイルス性なので増殖します。
家族でもバスマットやタオルなどは共有しないことです。病院で受診をおすすめします。
B.胼胝(タコ)はなぜできてしまうのでしょうか?
1.靴による圧迫・・小さすぎる靴。大きすぎて足が前に滑って、ゆびがつま先部に押し込められてしまう時、または過度な摩擦を生じる時。
2.適正な大きさの靴でも足の踵を靴の踵の内部にきちんと合わせないで、甲を紐や面ファスナーできちんと締めない時。
3.足が外反母趾などのように変形してしまった時。
4.局所的な圧がかかる歩き方をしているため。
5.部活などで筋肉を過度に使い、その腱の付着部に余分な骨ができてしまった時(過剰骨。外脛骨)・・など原因は様々です。
C.どこにできるのでしょう。
足の状態や歩き方によってタコのできる場所が異なります。おおよそです。
例1.X脚
例2.関節が硬くてO脚
例3.開帳足(真ん中の3本のゆびの付け根が床側に下がっていて、時に痛いこともあります。)
例4.母趾の付け根が床側に落ちていて、関節が硬い時
例5.足の甲が外側に回旋していて、関節が硬く、土ふまずがとても高い時。
身体全体に関節が硬いことが予想されます。凹足。
例6.足首の関節が硬く、歩くとき踵を着いて爪先を上げる動作が不完全な時。
踵のガサガサ。衝撃吸収しにくいため、ゴン、パタッ!と音がします。
例7.母趾での蹴り出しが弱い時。母趾を床にこするように歩きます。
例8.第2中足骨が第1趾の中足骨より2㎜以上長い時。
例9.内股歩き。
D.できにくくする方法・・それは原因をできるだけ除去したいですね。
1.靴のサイズや形、素材、縫い目のあるところなど、足に合った靴を選びましょう。
2. 履き方も重要です。踵を合わせて紐をきちんと結ぶこと。ファスナーのある靴はファスナーを締めてから紐をきっちり結びましょう。
3. 魚の目も病院での受診をおすすめします。根が深い場合表面だけ除去してもまたできてしまう可能性もあります。
4.インソール(インサート)で除圧をすることができます。
5.関節が硬い場合ストレッチをすると良いでしょう。
痛みのない健康な毎日を過ごしたいものですね。
気温の変化が大きいこの頃、低気圧の日は頭痛がする方もいらっしゃるのではないでしょうか。どうぞご自愛くださいませ。ではまた。
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