足と靴と健康の豆知識　足の形に合った靴選び

 

こんにちは　シューフィッターの佐野です。

 

　美しい紫色のアヤメが咲いています。

 

　朝晩はまだまだ肌寒いですがお元気でお過ごしでしょうか。

 

　今回は足のつま先の形と靴のつま先の形のお話をしましょう。

 

 

足の形

 

人のつま先の形は千差万別です。

 

私たち日本人のつま先の形は大きく3つに分けられます。

 

「エジプト型」・「ギリシャ型」・「スクエア型」　の　3タイプです。

 

 

 

　　・親指（母趾）が一番長いエジプト型

 

　　日本人に一番多く、親指（母趾）から小指（小趾）にむかい徐々に短くなっているタイプ。

 

 

 

 

　　・第二趾　が一番長いギリシャ型

 

　　日本人の3割ほどがこのタイプ。第二趾　が一番長く三角の形をしている。

 

 

 

 

　　・親指（母趾）から中指（第三趾）くらいまでほとんど同じ長さのスクエア型

 

　　日本人全体で10％ほど。足の趾の長さがほとんど同じで四角張ったタイプ。　　　

 

 

足のつま先のタイプによって合う靴は違います。

 

 

つま先の形に合う靴の形

 

 

親指（母趾）が一番長いエジプト型

 

オブリークトーのように親指（母趾）から小指（小趾）側へゆるやかに傾斜している形がおすすめです。

 

既成の靴はつま先に向かって徐々に細くなっていく靴が多いのですが、エジプト型の足にとっては、

親指（母趾）と小指（小趾）がきつくなってしまいます。

 

そのまま履き続けると外反母趾などになることもあります。

 

 

第二趾　が一番長いギリシャ型

 

つま先が丸みをおびたラウンドトーや、つま先に向かい細くなっているポインテッドトー、アーモンドトーの形がおすすめです。

 

長い第二趾が靴の中でつま先部分に当たると、圧迫され、「たこ・ウオノメ」が出来やすいので注意が必要です。

 

この足の先と靴のつま先部分の空間を捨て寸といいます。

捨て寸は足を守るためにとても重要な部分です。

 

捨て寸についてはこちら

 

 

足の趾が同じくらいの長さのスクエア型

 

靴のつま先もスクエア型の形がおすすめです。

 

 

エジプト型とスクエア型の足の人がつま先の細いとんがった形のパンプスやビジネスシューズを履くと、親指（母趾）や小指（小趾）が靴に押されて痛くなることがあるかもしれません。

 

デザインが気に入ってわかっていても履きたいと思ってしまうこともありますが。

そんな時は足の負担を少しでも緩和する為に履き替えられる準備をする事もおすすめします。

 

足趾の長さだけでなくつま先部分全体の形をイメージとしてとらえ、足の形に負担にならないように靴を選びたいものです。

 

また、インソールなどで調整が可能な場合もございますのでそういった場合はご相談くださいませ。

 

 

 

あなたに合った世界に一枚のインソール

詳しくはこちら

ただいま準備中